電気通信主任技術者って何?
電気通信主任技術者とは、電気通信ネットワークの工事、維持及び運用の監督責任者のことを指します。
電気通信事業者(NTTとか)は総務省が決めている技術基準に合うようにするために、この電気通信主任技術者を選任する必要がありますので、特にNTTなどの会社からは資格取得することを求められるといえます。
試験時期
- 年2回
- 7月中、1月末
- 開始・終了時間は試験種別により異なる
試験科目
線路主任技術者の場合は以下の通りです。(僕が受けているのはこっち)
- 電気通信システム
- 線路設備及び設備管理
- 法規
伝送交換主任技術者の場合は以下の通りです。
- 電気通信システム
- 伝送交換設備及び設備管理
- 法規
こんな人にオススメ
- 電気通信関係の最上級資格を取得したい
- 電気通信関係の仕事に従事している
- 資格を取って会社から報酬をゲットしたい(←これも大事ですよね)
この記事のメリット
- 資格取得者の勉強法を知ることができる
- 最適な書籍をご紹介
受験履歴公開
合格までの道のりはそう簡単ではありませんでした。
ただ、勉強方法を間違えなければ合格は可能です!
合格までの経緯
業務多忙(社畜の極み)かつパパのため、まとまった時間を確保することが難しいはるまは以下の経緯で勉強を開始し、見事合格までたどり着きました。
2021.4
受験に向けて勉強開始。だが、範囲の広さに絶望。
2021.7
初受験するものの見事に撃沈。
ちょうど試験範囲が見直しされて、「専門的能力」が「線路設備及び設備管理」に吸収されたことで試験範囲がめちゃめちゃ広くなりました・・・。
※工事担任者資格を持っているため「電気通信システム」は免除
2021.9
気持ちを入れ替えて再起!
2021.9~2022.1
業務過渡期とバッティング&子どもとの遊びを最重要視した結果、
確保できた時間は正直多くはなかったです。ただ、隙間時間を活用し勉強時間を最低30分/日だけでも取れるよう試行錯誤の日々・・・(全然勉強できない時期もありました泣)
2022.1
いざ試験へ!そして見事に「線路設備及び設備管理」と「法規」に合格
では早速勉強法を紹介します。
具体的な勉強方法
勉強方法と簡単に言っても、この資格の大きな特徴として
「どうやって勉強したらいいの?」
「範囲広すぎじゃない?」
とそもそも合格するための具体的な勉強方法がわからないという人が圧倒的に多く、
僕もその一人でした。
また、購入する参考書を間違えると解説がわかりにくいことも少なくありません。
結論
購入したのは日本理工出版会の書籍×1のみです。
これだけで問題ありません。
実際に受験経験のある僕の感想をお伝えすると、過去問と類似する内容が出題されることが多い印象です。
また、全体の6割正解できれば合格のため、過去問の経験を積むことで8割くらいは正解できると思われます。もっとはやくこの最適解を知っていれば受験回数を1回減らすことができたな・・・というのが率直な感想です。
必要なものは日本理工出版会の過去問一冊のみ
過去問(日本理工出版会)
過去4年分(計8回分)の試験を全て掲載しており、解説も充実。
2022年現在の最新版ですので、これを購入されれば間違いありません。
1回目の試験受験後、撃沈したことを受けて僕自身数週間ほどあれこれ本屋さんやネットで情報収集をしました。
この手の参考書は種類が少ないし、レビューもピンキリですし、かつお高いんですよね。。。
でも今回紹介した過去問集があれば効率は格段にアップしますし、高い受験料を何度も払うくらいならなるべく1回もしくは2回程度で合格したいと考えます。(受験料は破格の約18,000円/回・・・)
みなさんには「どの参考書にするか迷ってしまう」という非常にもったいない時間を過ごして欲しくありませんので、「なぜ日本理工出版会さんの参考書なのか?」をお答えすると、ズバリ
解説が充実している
これに尽きます。ネットにも解説は転がっているかもしれませんが、それをいちいち調べるのはめちゃくちゃ非効率ですし、この過去問集の解説があれば素早く理解を深めることができるので学習効率は格段にアップします。
理解しながら勉強しないと記憶にも残らないので、結果には結びつきにくいですよね。
各科目ごとのポイント
電気通信システム
僕の場合は、工事担任者資格を所持しているため、免除となります。
科目免除は上手に使えばいいと思いますので、もし工事担任者を所持されていない方は
下記ページもよろしければご覧ください。
線路設備及び設備管理
2021年7月の試験より試験範囲が変更となり、これまであった「専門的能力」という科目がなくなり、この「線路設備及び設備管理(以下、線路設備といいます)」に吸収されました。
これに伴い試験範囲がめちゃ広くなり、かつ「専門的能力」のうちの通信線路、通信土木、水底線路のどの科目か選ぶ余地もなくなってしまいました。
「さすがにこの範囲の広さは気が遠くなる・・・」
と、うなだれましたが僕はこう考えました。
「今までの線路設備の過去問の中にも専門的能力の内容を含む問題も多くあるから、専門的能力の過去問はさておき線路設備の過去問をしっかり解けるようになっておこう」
この勉強方法で進めたことが功を奏しました。
線路設備の過去問の中には専門的能力を含む問題も数多くあり、解説も充実しているのでしっかり理解しながら勉強できます。これまでの「専門的能力」は全て詰まった過去問集というものはなく、自力で解説を探すことはめちゃめちゃ非効率です。ネットで探せば一部転がっていることはありますが、いろんなページを調べて探していく必要があり「結局どういうこと?」と疑問だけ残ってしまう場合さえあります。
実際に僕がそのような経験をたくさんしたので、皆さんも沼にはまらないようにして下さい。。。
勉強したボリュームとしては、過去4年分(計8回)を2-3周ほどです。
結果 → 150点満点中 106点(60問中 41問正解)
71%正解することができ見事合格!
法規
これに関しては暗記要素が大半を占めますので、上記に示した過去問を対策すれば6割以上確保はそこまで難しくありません。
結果 → 100点満点中 86点(31問中 27問正解)
8割超えすることができ見事合格!
日本理工出版会で決まり
電気通信主任技術者試験は電気通信関係のトップレベルの資格のため、決して難易度が低いとは言えませんが、上記の通り勉強方法を間違えないように日本理工出版会の書籍でしっかりと対策をすれば取得できる国家資格です。
ちなみに、電気通信関係で優位な地位に立てることはもちろんですが、合格すれば無線関係の資格の科目免除も受けることができますので、是非合格を目指して積極的に取り組んでみましょう。
合格したら・・・
合格後には資格者証の発行手続きが待っていますが、初めてやったときは正直戸惑いました。
このため、備忘も兼ねて下記ページにて画像付きで紹介しておりますので、参考にご覧ください。
↑申請期限もありますので、要チェックです!
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